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SIMPLE NOTE東近江スタジオ

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間取りは敷地環境に合わせて考える

リビングの大きな窓。いいですよね。
大きな窓があれば、きっと開放感を感じられて
明るい光が室内にたっぷり射し込むでしょうし、
心地いい風を家の中に採り込むことだってできます。

でも、そのためには視線を遮るためのカーテンは邪魔になりますから
カーテンがいらない窓にしないといけません。
カーテンを閉めてしまったら、せっかくの開放感も明るさも風も
全部台無しになってしまいますからね。

おはようございます。
シンプルノート東近江スタジオです。

例えば、上の写真のお家は、
中庭はもちろん、外に向かっても大きな窓をつけています。

この窓が付いている面は、
道路にも誰かの家にも面していないため、
外から家の中を見られる心配がないからです。

だからこの窓は、日中ずっとカーテンを開け放したままで、
過ごしていただくことができるというわけです。

●敷地の環境に合わせて家は考えるべき

このお家の敷地周辺状況は、このような感じでした。

・西側 → 道路に接していて家の正面となる

・東側 → 道路も家もなくて、きれいな景色が一望出来る見晴らしのいい方向

・北側 → 約2mの細い道を挟んで大きな家が建っていて、
      かつその家には、南向きの大きな窓がたくさんある

・南側 → 今はまだ家が建っていないが、
      近々建つ予定があり平屋か2階建てかはわからない

このような環境だったので、
家の正面となる西側には窓をつくらず、
外観が汚れにくいように配慮しました。
そうすることで、外壁の塗り替えという
メンテナンスコストを、
少しでも抑えられますからね。

さらに西の方向は西日が厳しいため、
窓をつくらないようにすることで、
直射日光が部屋に入ってこなくなるという
メリットもありますしね。

東側は、道路も家もないので
視線を気にすることもなく、
かつ、きれいな景色が一望出来る、
とっても見晴らしの良い方向でした。

せっかくなので、明るく開放的で、風もたっぷり採り込めて
居心地が良い住まいにするためにも、
いつもオープンにしておくことが出来る
大きな窓をご提案させていただきました。

また、ここは人目につかない方向なので、
洗濯物を干す場所も、東側にさせていただきました。

そして、洗面脱衣室を洗濯干場の近くに配置し、
洗濯機から出した洗濯物を、
わずか数歩で干すことが出来るようにしました。

畳コーナーがすぐそばにあるので
乾いた洗濯物をタタミの上にそのまま取り込めますし、
たたんだ洗濯物を、数歩でファミリークローゼットに片付けられるので
奥さんにとって最高の動線となったのではないでしょうか。

南側は、大きな窓をつけて
たっぷりと光を採り込みたいところですよね。

ですが、大きな窓つくったとしても、
正面に家が建ってしまったのでは、
光が充分に入ってこなくなってしまいます。

また、家が建って人目が気になってしまうと、
結局カーテンが開けられなくなるため、
明るくもなければ、開放的でもない家になってしまいます。

ですので、南からの安定した明るい光が
一日中LDKに採り込むことができるように
リビングの配置はあえて敷地の一番南側ではなく
一番北に配置して、中庭を家の中心に設けることで
LDKだけでなく、家の中全体に
安定して光を採り込むことができるようにしました。

2枚目の写真を見てみてください。
とっても明るいと思いませんか?
カーテンがいらない窓って、
つまりこういうこと、なんですよね。

晴れた日はもちろんですが、
曇りや雨の日でも、
照明をつけなくても過ごせるぐらいです。

家は、ご要望だけでつくるものではなくて
建てようとしている土地の周辺の環境や将来のこと。
これらも同時に考慮しなくてはいけません。

南だからといって、光が入らないとわかっているところに
大きな窓をつくっても意味がないですし、
視線が気になってカーテンが開けられない場所に
大きな窓をつくっても意味がないということなんですね。

ですから、どんな土地でも
敷地の環境がどうなのか?ということも考慮しながら
間取りや外観を考えていただければと思います。

そうすることが、どんな土地でも
明るく開放的で、住み心地がいい家をつくるために
絶対に欠かせない要素ですから。
家が完成してから、「こんなはずじゃなかった、、、」
と後悔しないために、ぜひ覚えておいてくださいね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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