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住みにくい家をつくりあげてしまう家づくりの間違った常識
理想の住まいをつくろう!
誰もがそう願って家を建てようとします。
ところが実際、家を建てて住んでみると、思い描いていたのと違っていた・・・
と感じてしまう方が数多くいらっしゃいます。
確かに、家づくりにも予算などの制約がありますので
100%満足のいく家を建てることは難しいかもしれませんが、
家づくりをする前に、知らない間に植え付けられてしまった
間違った常識があるということさえ知ることが出来れば、
確実にその不満を解消する家づくりが出来ます。
おはようございます。
シンプルノート東近江スタジオです。
例えば、これは当たり前のことですが、
家の中は明るくしたいですよね。
しかしながら、残念な事実ですが、せっかく新築したにもかかわらず、
朝からライトをつけないといけない家が数多く存在します。
どうしてでしょうか?
明るさを優先すれば、生活を周囲の人にさらけ出すことになってしまい、
プライバシーを優先すれば、薄暗い家になってしまう。
実に、多くの家がこの2択のいずれかを選択させられてしまっています。
明るさとプライバシーを両立することが出来る間取りづくり。
これが、本当に暮らしやすい家にするためには欠かせない要素となってきます。
続いて、明るさと同様に多くの家が実現出来ていないことが、風通しの良さです。
というのも窓はあるのに、そのほとんどがカーテンを開けられないからです・・・
窓にもいくつか種類があり、その窓の使い分けによって
うまく風をコントロールしましょうということを唱える識者がいますが、
これも窓が開けられることが大前提のうんちくなのです。
ご存知の通り、入口が開けられても出口が塞がっていては、
風の通り道がふさがれてしまうので意味がないですよね。
ですから、そもそも、開けられる窓をつくることが
家づくりでは非常に大切なポイントになってきます。
洗濯動線についても、矛盾した提案を行なっている住宅会社が数多く存在します。
キッチンと洗面を近くに配置した、家事動線に配慮した間取り。こんなフレーズをよく目にしますが
これだけを実現しても、家事の時短も出来なければ、楽な動線が出来上がるわけでもありません。
というのも、洗濯は洗い終わってから後の方が重労働だからです。
一番大変なのは、水気を含んだ洗濯物の持ち運びです。
それが勝手口から出たところであれば、近くに見えるのですが
わざわざスリッパに履き替えて何回も出入りしないといけなくなるし、
冬は寒い外で何分も作業しなくてはいけなくなります。
また、2階のベランダで洗濯を干すとなれば、
重たい洗濯物をもって階段を上らなくてはなりません。
そして、取りこんでたたんだ洗濯物を、
また1階に下ろしてこないといけなくなります。
これが果たして、家事動線に配慮した家なのでしょうか?
ですから洗濯に関しては、
一連の作業全てが楽に行なえる間取りを考えなくてはならないのです。
さらに、多くの方が
リビングは広くつくってスッキリとしたお洒落な空間にしたい・・
とお考えになっていると思いますが、これもその気持ちとは裏腹に、
多くの家が、入居半年後には物がすぐに散らかってしまう
雑然としたリビングになってしまっています。
というのも、必要な場所に収納が足りないからです。
リビングに散らかるものは、確実に子供のモノです。
小さいうちは、おもちゃ、絵本、衣類であり、
就学すると、これにランドセル、学校用品、制服などが加わります。
これらが片付けられるところを1階につくらないと、
あっという間にリビングは散らかり放題になってしまいます。
ただ、単純に収納を多くつくれば、それに連動して面積が増えることになるので、
家のコストが上がってしまうことになります。
ですから、コストを上げずにこの散らかりを解決するためにはどうすればいいのか?を考える必要があります。
いかがですか?
今回は、4つのポイントについてお伝えさせていただきましたが、
まだまだ他にもあるので、
この続きはまた次回お伝えさせていただきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。