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SIMPLE NOTE東近江スタジオ

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住みにくい家をつくりあげてしまう家づくりの間違った常識 続編

せっかく新築するのなら、できるだけ家事が楽な家がいいですよね。
例えば毎日のお掃除。できるだけ手間を減らしたい部分です。

残念なことにその気持ちとは裏腹に、
気づかないうちに掃除の手間が増えてしまう
家づくりをしてしまっているのも、意外な事実の1つです・・

おはようございます。
シンプルノート東近江スタジオです。

例えば、室内のドア。周囲に枠が付いていますが、
この枠は壁よりも前に突き出してくるので、枠の上部にはホコリが溜まってしまいます。
このドア枠と同様に、窓にも当たり前のように窓枠が付いていますが、
この窓枠も壁よりも突き出してくるので、窓枠の上にもホコリが溜まります。

さらに、壁と床との境目に設置する巾木という部分や
ガラス入りデザインの室内ドアなどを選んだ場合、
ガラス周りの凹んだ場所にもホコリが溜まるということも知っておくべき事実なのです。

カーテンも、掃除が必要な部分で
カーテンレールの上にホコリが溜まりますし、カーテンも汚れるのでお洗濯が必要ですね。

この他、壁をくり抜いてつくる飾り棚(ニッチ)や、
壁から突き出してつくる飾り棚なども、最初はいいのですが
埃が溜まったときに、棚に置いているものを動かしながら掃除するのは意外と手間です。

ですから、知らず知らずの間にコストを掛けて
お掃除の手間が増えてしまう家を建ててしまわないようにするためにも、
家具や雑貨などが置かれることも想定しつつ、
余分なデコレーションをせずコーディネイトしていくことがオススメです。

外観をいつまでもキレイに保ちたい・・
これも誰もがお考えのことなので、そのために汚れのつきにくい素材や色をお選びになります。
それなのに、家の正面となる玄関面に、まるで裏口のような勝手口があったり、
窓の高さがガタガタになっていたり、エアコンの室外機や給湯器を置いてしまっている家がたくさんあります。
さらに窓や換気扇があれば、そこに雨垂れで汚れがついてしまいます。
せっかく素材や色を頑張って選んでも
これでは、キレイな外観を保つことはできませんし、景観も損ねてしまっています。

そうならないためには
景観や汚れの原因まで配慮した上で間取りを考えていくことも、
設計の大切なポイントの1つです。

防犯性に関してもどんな部分を配慮すればいいのか気になりますよね。
例えば、2階のベランダで洗濯物を干していれば、
外から洗濯物を見れば、家族構成が周囲から丸分かりになってしまいますよね?

カーテンを窓につけて室内が見えないようにしていても、
見る人が見ればどこにどんな部屋があるのかがわかってしまいます。

これでは不安なので、プライバシーや防犯面の不安を解消しようと
目隠しや塀をつくりたいですが、どんどんコストがかさんでしまいますし、
塀を高くつくれば、余計に防犯性が悪くなってしまいます。

ですから、間取りを考えるときは
こういった点にも配慮をしなければいけません。

暖かい家づくりに関しても、
多くの家が矛盾する間取りにしてしまっています。

というのも、多くの家が廊下をたくさんつくってしまっているからです。
廊下をつくると、自然とドアを閉めてしまいますよね?
となると、廊下と部屋の間には温度差が生まれるようになります。
また、トイレや洗面、お風呂、それからキッチンといった
水廻りが寒くなるような間取りになってしまっている家も多くみられます。

なぜなら、リビング=南、水回り=北という観点に捕われながら
間取りを考えてしまっているからです。
そして、これらの結果、たとえ断熱性能を高くしていたとしても、
間取りの面で温度差ができてしまっているのです。

実際暮らしたらどうなのか?というところまで考えた上で、
間取りは考えるようにするべきですし、
見学会やモデルハウスなどの内覧会でもそれらを注意して見なくてはならないのです。

見学会ではまだカーテンは付いてないか、
あるいは付いていてもフルオープンになっているため、
驚くほど明るい家を体感出来るはずです。

気温がちょうどいい時期は、窓を開け放って、心地いい風通しを体感出来ますし
カーテンがはためいて室内を散らかしたりする心配もありません。
寒い時期でも室内ドアを全て開け放ち、廊下まで暖かくなるぐらいの暖房が設定されています。
リビングには荷物がないので、広くて開放的な空間が広がっていることでしょう。
部屋の棚の上にはお洒落な雑貨が展示され、夢を見てしまうようなお洒落な演出がされているのです。

しかし、これらは実際暮らすとなると、同じようにすることは難しいことばかりですよね。

ですから、今回お話させていただいたような
当たり前だと受け入れてしまっていることが、自分にとって本当に必要なものなのか?
このことを自問自答しながら、家づくりをしていただければと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました
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