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SIMPLE NOTE東近江スタジオ

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電気料金を抑える隠れた工夫

関西電力管轄内には原子力発電が11基あるものの、
4基が廃炉となっており現状7基しか稼働していないし、
今後、原発が新設される可能性も限りなくゼロに等しいことから、
間違いなく電気料金は今後も上がり続けていくと
想定しておいた方がいいと思います。

そんなわけで前回、前々回にもお伝えしたように
弊社では太陽光発電を設置することとその使い方を工夫すること、
そして後発的に蓄電池を設置することによって
電気料金の値上がりに一喜一憂しないでいい住まいづくり
を提案しているのですが、
この効果を最大化するためには家づくりにも工夫が必要となります。

おはようございます。
シンプルノート東近江スタジオです。

まず基本となるのは「断熱性能」です。
断熱を強化すれば外気の影響を受けにくくなるし、
それと同時に気密も強化すれば
中の空気が外に漏れにくくなるからです。

要は、夏は外の暑い熱が家の中に入ってきにくくなるし、
かつ、中の冷たい空気が外に逃げにくくなる。
冬は、外の寒い冷気が家の中に入ってきにくくなるし、
かつ中の暖かい空気が外に逃げにくくなる。

そしてその結果、
家の中全体に温度差が生まれにくくなるし、
冷暖房機器もそれほどエネルギーを使うことなく
家の中を暖めたり冷やしたり出来るので
電気使用量の削減になるというわけですね。

✔️軽視されがちな間取りの工夫

先程の「断熱性能」に関しては、
住宅会社も施主さんたちも意識が高くなってきているものの、
快適性の強化と電気料金の削減には間取りの工夫が必要不可欠である
ということはまだまだ認識されていない部分ではないでしょうか。

例えば、家の断熱性能をガチガチに強化しているのに
「廊下」をたくさん作ってしまっているとしたら、
これはその性能を上手く活かしているとは
とてもじゃないけど言えません。

廊下があればドアを閉め切ってしまい、
そこで空気の流れが止まってしまうからです。
つまり部屋ごとの温度差をつくる
要因となるのが廊下というわけですね。

また「階段」も廊下同様に
空気の流れを遮断してしまう要因となります。
いくら断熱性能を強化したからと言っても、
さすがに上下階を網羅するのは難しいからです。
階段を上りきったその先には
基本、長々とした廊下が広がりますしね。

そんなわけで、より使用電力量を減らそうと思えば、
この「廊下」を出来るだけ作らないこと、
そして「階段」がいらない平屋にすること、
この2つが不可欠な要素だと考えています。

もっとも廊下や階段があったとしても
家全体の温度差がなくなるような工夫として
「全館空調システム」やそれによく似たシステムがあり、
これらは家を快適にしてくれると思うのですが、
一方で多額のコストが必要になるのもまた一つの事実です。

電化製品なので10年とは言わずとも
ローン返済よりも短い期間内で確実に故障するでしょうし、
そうなれば再び多額な修理コストが
必要になってくるでしょうしね。

なので、イニシャルコストとランニングコストをいずれも抑えつつ
快適で電気料金が安い住まいをつくるために
間取りの工夫は欠かせないということも、
ぜひ覚えておいていただければと思います。

それでは、、、
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