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建築費用を最小限に抑えるための心構え
毎月の返済金額を家賃並みに抑えながら、
住みやすさや使いやすさに優れた住まいをつくろうとすると
土地購入費用と建築費用、外構工事費用を
それぞれまんべんなく抑える必要があります。
前回の土地購入費用に引き続き、
今回は建築費用を出来る限り抑えるための
ポイントについてお伝えしていきますね。
おはようございます。
シンプルノート東近江スタジオです。
その1:心の奥の見栄やプライドを無くす!
建築費用は抑えたいけれど、性能や品質を落とすのでは
元も子もありませんので、家の面積を小さくすることになります。
そのためには、ムダだと思われる空間をなくしたり
余分である空間をカットしなくてはいけません。
そうすると、リビング以外の部屋は
あなたのご友人たちの家よりも狭くなるかもしれません。
また、もしかしたらご友人の家にはある部屋が
なくなってしまうかもしれません。
ご友人から
「子供室は〇〇帖、寝室は〇〇帖にしたよ。」とか、
「夫婦それぞれの書斎をつくった。」だとか、
はたまた、「和室は必要だよ。」とか、聞いたらどうでしょう?
うちの子供部屋小さいのかな。と不安になるでしょうか。
もしかしたら、それに対して負けたような気分になることもあるかもしれません。
でも、考えてみてくださいね。
その広さや部屋をつくるためには
あなたよりも数百万円以上余分に費用がかかってしまいます。
そのために、ご友人家族は35年という長期間
毎月1万円以上も自由に使えるお金が少なくなってしまっているんです。
このことを、見過ごしてはいけないですね。
建築費用は家の大きさに比例しますが
住みやすさや使いやすさは比例するわけでもないです。
ですから、ご友人と比べることなく
あなたの予算をご理解いただき、
その中で家づくりをしていただければと思います。
その2:家を坪数で判断しない!
家を坪数で判断してしまうことも
無駄に家を広くしてしまい、建築費用を上げてしまう原因になります。
家の図面はあなたたちご夫婦だけでなく
あなたの親御さんやご友人にも見せることがあるかもしれません。
見せた時に、もしかしたら
「え?〇〇坪しかないの?狭くない?うちは〇〇坪あるよ?」
などと、言われることもあるかもしれません。
しかし、坪数と実際の体感の広さはまた違います。
つまり、開放的な空間がつくれるかどうかは
家の広さ自体は、全くとは言いませんが、
ほぼ無関係だといっても過言ではないのです。
実際、家が40坪でも22坪でも
家族が一番長く過ごすLDKの広さは
全く同じ広さを確保することができるんです。
しかも、間取りによっては
むしろ、22坪の家の方が、明るく開放的で、風通しがいい
居心地がいい家になるということも事実としてあります。
ですから、坪数だけを基準にして
いい家なのかどうかを判断しないようにしていただければと思います。
その3:家に人生の全てを捧げない!
家は一生に一回の大きな買い物と言いますが、
そのため、後から後悔がないように
あれもこれもと考えて詰め込みたくなるものだと思います。
しかし、その考え方が、
建築費用をアップさせる原因になりますし、
さらに土地取得費用にまで影響してしまうんですね。
そして、そのしわ寄せが住宅ローンにドン!と掛かってくることになって
今後の暮らしで様々なことを我慢することになるかもしれません。
それが、ゆくゆく老後の暮らしを悲惨なものにしてしまうかもしれません。
ですから、今の気持ちや状況だけを考えず
この先の長い人生の一部なのだということを
絶対に忘れないように家づくりをしていただければと思います。
今回は少し精神論のような内容になってしまいましたが
このような考え方こそが、家族とこれからずっと幸せに暮らすために
欠かせない大切なことなのではないでしょうか。
家を建てた後、それからずっと先まで
家族みんなが笑顔でお金のことで困らず、幸せに暮らしていくために。
家にムダにお金を使いすぎないようにすることをおススメします。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。