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家にお金を掛け過ぎていませんか?
夫婦2人で毎月平均22万円の生活費がかかると言われており
これに住宅ローンが残っている場合は、その費用が上乗せになったり
賃貸住宅にお住まいの場合はその家賃が上乗せになります。
また、老後に夫婦で旅行や趣味などを楽しんだり
子供が家を建てたいという時に援助したり、孫のためのお金など
ゆとりのある老後を送ろうと思うと、
さらに毎月平均10万円以上の出費が見込まれます。
そうすると、年金とは別で2000万円以上の蓄えが必要であると言われています。
おはようございます。
シンプルノート東近江スタジオです。
以前ニュースでも話題になりましたが
私たちが将来迎える老後には現実的にお金が必要で、
それなりに楽しみや援助のゆとりがある生活をしようと思うと
そのための備えを今からしておかないといけないので
家づくりに対する考え方も見直しが必要です。
というのも、日本の少子高齢化は急速に進んでいるので
今後はさらに厳しい時代になっていくことが予想されるからです。
●年金支給が減っていくという現実
少子高齢化が進むということは、年金の原資である社会保険の納付金額が減ります。
原資が減るので、年金の支給金額も減らすしかなくなってしまいます。
実際に、年金の支給開始年齢は段階的に引き上げられていますし
この先、更に年金の支給額は減っていくということを覚悟しなければなりません。
●可処分所得も低下していくという現実
少子高齢化が進むと、私たちの社会保険料や税負担は上がることになります。
結果として、給料から引かれる金額が増えますので、手取り収入が減ってしまうことになります。
そうすると、給料が少し上がったとしても
なぜか手取りが下がってしまうということが起こってしまいます。
それとは逆に食費や子供たちの教育費、電気代など
必要な費用は上がっていくのにです。
●これからの家づくりで心がけることとは?
ですから、出費を抑えられるように考えなくてはいけないのですが
かといって無茶な節約をするのではなく自然に抑えたいですよね。
自然に抑えられる費用で代表的なものが住宅ローンの返済ではないでしょうか。
例えば家を建てる時に
旦那さんだけでは満額借りられないから
奥さんの収入も合算して毎月9万も10万も返済する計画で
ローンを組む方も数多くいらっしゃいます。
しかし、私たちが迎える将来のことを考えると
このような家の買い方をしたらどうなるか?
建てた後、余裕が全く無くなってしまいそうではないですか?
なので、家づくりの総予算は、基本的には旦那さんだけで借りられる費用に抑えることが理想的なんですね。
その予算の中で買える土地を選び、建てられる家を考えるべきです。
そして、削ることが出来た費用は老後の備えに回せるといいですよね。
例えば、会社員であれば毎月23,000円まで、
iDeCoという個人型確定拠出年金に加入することが出来るのですが、
これは、積み立てた費用を給料から控除できるので節税効果がありますし、
投資から出た運用益にも税金が掛かりません。
さらに一括受取にすると退職金扱いになるため受取時にも税金がかからないので、効率よくお金を増やすことが出来ます。
(ただし、投資信託に預けるということは減るというリスクもあります)
銀行に預けていても、今の銀行の利率ではATMの時間外手数料などの方が、
利息よりも高いので、むしろ減ってしまうだけなんですね。
ですので、貯めると同時にお金を増やせる可能性もある
このような制度を有効に利用していくことが
今後は大切になってくるというわけですね。
家づくりの予算を抑えることが出来て、
30年間夫婦でiDeCoに毎月4万円掛けていたら
単純計算で1440万円も老後の資金が違ってきますし
これに住宅ローンの利息も違ってくるとなると
さらに資金に余裕が出てきます。
ということで、
今の状況だけに目を向けてしまって
ムダに家にお金を掛けすぎてしまうことにならないように
老後のことまで考えた資金計画を行うようにして
その予算の中で出来る家づくりをしていただきたいなと思います。
今まで当たり前だと思われていた家づくりの方法を
これからは当たり前ではなく変えていかなければいけませんので
その変化に対応できるようにしていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。