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住宅ローンを決めるタイミングはいつ?
これは、自己資金や借入額、
他にも年齢や収入などの条件によって異なります。
また、土地を所有しているかどうか、
これによっても異なります。
例えば、あなたが土地をお持ちで、
しかもある程度、自己資金があるとしたら
住宅ローンの選択肢はぐっと広がり、
よりいい条件の金利で借りることも出来ます。
さらに返済金額も短く設定することだって出来ます。
では、土地から購入しなければならなくて、
自己資金もあまりないとしたら、
住宅ローンの選択肢は減ってしまうでしょうし
返済期間も可能な限り長くしないとしょうがなくなります。
おはようございます。
シンプルノート東近江スタジオです。
前者のように、家づくりの負担が少なくて
しかも、自己資金で借入金額を減らすことが出来れば
家賃並みの支払金額で返済期間を20年にすることが可能です。
であれば、変動型の商品の1つである
10年固定型の住宅ローンをリスクなく選択できるようになります。
なぜなら、元利均等式 の一般的な返済方式では、
返済期間20年の半分の10年が経てば
元本がおよそ半分まで減っているので
10年後に金利がもし上昇した時に
返済金額が大きくアップすることがなく
金利上昇の家計への影響が少なくなるからです。
(※元利均等式…最初は利息割合が高く元本割合が低い。
年数が経つと、この割合が逆転していく返済方式)
一方で、後者のように
多くの費用を住宅ローンで借りなければいけなくて
返済期間も35年に設定しなくてはいけない場合
これは10年固定型のローンにすると
大きなリスクを負うことになってしまいます。
35年で住宅ローンを組む場合、
10年が経っても、その割合分も元本が減っていません。
そうすると、金利が上昇した時に、
返済金額が大きくアップしてしまって
家計に大ダメージを受けてしまうことになるんですね。
また銀行によっては1.25倍ルールという
金利が上昇した時に、今の支払い額の1.25倍までしか
返済金額を上げないというルールを設定していることがありますが
この場合も返済を免除してくれるわけではないので
カットした分は未払い利息として残っていきます。
その場合は35年経っても住宅ローンの返済が終わらない。
そういう可能性もあるということは理解しておくことが必要ですね。
●借り換えありきの考え方もリスクがある
では、そこで選択肢の1つに借り換えがありますが
確かに、金利見直し時に金利が大きく上がるならば
借り換えすると確実に優遇してくれるので
それなりの恩恵も受けられるでしょう。
でも、その場合でも
今のローンの分の
一括繰り上げ返済の手数料と抵当権の抹消の手数料
プラス新たに借りるローンの手数料と抵当権の設定の手数料
このような余分な費用がかかってしまいますし、
その手続きのために時間もかかってしまいます。
なにより借り換えありきで考える最大のリスクは
団体信用生命保険に入れる健康状態を
10年以上先に保つことが出来ているかが不確かだからです。
もし、何か病気になって
団信に入ることができなくなってしまったら
借り換えが出来なくなってしまいます。
または、出来ても金利が高くなるとかの条件があって
借り換えのメリットがなくなってしまいます。
このことをよく考えて、
最初から問題を先送りせずに
本当に自分自身に合った
住宅ローンを選ぶことが大切なんですね。
●住宅ローンは最初に決めておくと良い
多くの方が、まず土地を選んで、家の間取りを決めて
見積りが出てから、住宅ローンを検討するために銀行へ相談に行かれます。
でも、このような流れで家づくりをしていくと
予算オーバーすることが多くて
返済金額に無理をしてローンを組んでしまったり
毎月の負担を下げるために
自分自身に合っていない住宅ローンを選んでしまったりします。
なので、住宅ローンの商品は最初に決めておくことも大切です。
さらに、毎月の返済金額と借入金額を最初に決めておきましょう。
そして、その金額の中で買える土地を選んで、建物を考えるようにしたいですね。
このことが、後悔しない家づくりのために
知っておきたいコトではないでしょうか。
本日もお読みいただきありがとうございました。